住生活イノベーション
建物を支える基礎
~基礎の目的~
地盤はどこまでもやわらかいわけではなく、一般に深くなるほど固くなっていく。
地盤沈下を招かないためには、ある程度固い所まで掘って、そこに「基礎」を築き、建物を支えればいい。
基礎は、建物の一番下にあって、建物の重さを地盤に伝え、さらに、建物と地盤をしっかり固定する大事なものだ。
基礎は、地盤の状態や建物の大きさなどによって形が異なる。地盤との関係について話
しておこう。
基礎は、直接基礎と杭基礎に大きく分けられる。直接基礎は、建物の荷重を直接地盤に伝えるもので、比較的浅い所に固い層がある場合に利用される。柱があるとする。地盤に直接このような柱が立てられると、柱にかかる荷重を一面の面積だけで受けることになる。
これでは、いくら固い地盤でも、建物が沈んでしまう。
そこで、荷重を受ける面積を広くしたのが直接基礎である。
直接基礎のなかにも何種類かあるが、住宅の場合は、布基礎が用いられる。
住宅よりもっと重いビルの場合は、建物の底全体をコンクリートで固めるべタ基礎にする。
こうすると荷重のかかる面積が広くなるので安定する。
杭基礎というのは、基礎に杭を取り付けたもの。かなり深くならないと固い層があらわれない場合に使われるベタ基礎でも、地盤がやわらかければ沈んでいく。
そこで、固い層に食い込むまで杭を深く打ち込んで、建物が沈むのを防ぐのだ。
