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地盤を整える
~敷地造成の目的~
地盤の状態を調べたあとに、必要に応じて地盤を整える工事を行なう。この作業を敷地造成という。敷地造成の目的には、地盤沈下を防ぐこと以外にもいろいろある。
たとえば、地下水の問題。地盤には水が含まれていて、土を掘っていくと水がしみ出てくる。さらに掘り続けると水がたまる。このたまった水面の位置を、地下水位といい、普段の地下水位が2、3mの地盤だと、梅雨の時期には1mくらいになる。
そんな所へ地下室などをつくると、部屋に水が、しみ込んでくるし、大雨が、降って地下水位が上がると、地上に水がたまって、玄関から家の中に水が入ることも考えられる。
こんなことを避けるために、雨水がうまくはけるように工事をする必要がある。
また、地崩れ、崖崩れの心配がある傾斜地のまわりに家を建てるときは、平地よりも造成がたいへんだ。
芝などの植物で斜面を固めたり、コンクリ一卜やモルタル、石のブロックなどで土を押さえたりして崩れるのを防ぐ必要がある。
住宅では、それほど大がかりな敷地造成を行なうことはないが、橋や道路などの土木工事や、工場などの規模の大きな建築物の場合は、地盤を固める薬剤を注入したり、地盤を上からたたきつけてあらかじめ地面を沈めたりして安定させることもある。
また、地中ヘバイブレーターという機械を打ち込み、地盤に振動を与え、水を抜いて地盤を固めるという方法をとったり、さらには、山の砂利をもってきて徹底的に地盤を交換したりすることもある。そこまでいくと、建物よりも敷地造成のほうにお金がかかることもある。
