地域の生活とリフォーム
建物の下の地盤を採る
~地盤の構成~
建築物が建つ土地、地盤について考えてみよう。
自分の家が建っている地面の下がどんな状態なのか、考えてみたことがあるだろうか。
かつてそこは沼地で、やわらかい粘土層の地盤かもしれない。それでも、家を建てるために適当な処置がなされていれば、問題はない。
しかし、沼地の上に土をかけた程度ということもありうる。見た目にはまったくわからない。その上にいきなり重い建物を建てると、時間とともに地盤が沈んでいく、地盤沈下という現象が起こるかもしれない。
地盤沈下は次のようなメカニズムで発生する。土の中には、水と空気がたくさん含まれている。その上に重い物が乗ると、水と空気は絞り出されていく。
その分、土は固く、密になるが地面はどんどん下がっていく。これが地盤沈下だ。
通常、地盤は何層かで形成されており、深いほど固くなる。たとえば、日本の耕作地域では、一般的に地面から50cm~1mくらいが表土で、やわらかい土の層である。その下から数mまで、が火山灰や粘土などの混じりあった層。
そして、さらにその下に固い層がある。
地盤沈下を避けるためには、固い層まで掘って基礎をつくる必要がある。
高層ビルや工場などの大きな建物の場合では、地中に銅製の枠をさし込んで地盤を振動させるなどして、土の中から水を絞り出して固めておくなどの処理が必要なケースもある。
